自然と共に

花いっぱいの学校に! 〜心を込めた花壇づくり〜

今年度も花壇ボランティア活動が始まりました。
この活動は、「生徒たちに、身近な場所でボランティア活動を経験してもらいたい」という思いから始まり、毎年多くの生徒が参加し、学校の玄関前を彩ってきました。

今年度はさらに一歩進め、生徒たちが「植えるだけ」の一回限りの活動にとどまらず、自分たちで花壇のデザインを考え、冬になるまでの間の手入れにも関わることで、より多くの経験と学びを得られるように工夫しています。花壇づくりを通して、学校環境を自分たちの手で美しくすることに、喜びと誇りを感じてほしい――そんな担当教員の願いが込められています。

3年生の中で一番最初に手を挙げてくれた6名が、草丈や色の異なる花々をどのように組み合わせ、どんな形に植えるか、それぞれが試行錯誤しながら、自分たちの「ガーデン」をデザインしました。

5月9日(金)の植え込み作業日には、過去最多の生徒51名が参加。6つの「ガーデン」に加え、ラベンダーの植え付けを担当する「ラベンダー隊」の7つの班に分かれて作業を行いました。PTA役員の保護者4名と教員も加わり、総勢60名以上で花の苗を植えました。昨年度を10名以上上回る参加者に恵まれ、慣れない作業に戸惑いながらも、互いに協力し合いながら、生徒玄関前の花壇を見事に完成させました。

5月13日(火)には、各班の班長・隊長7名が再び集まり、各ガーデンの看板を製作しました。翌日からは、日替わりで班ごとに集合し、草取りや枯れた花の除去など、花壇の手入れ作業に取り組んでいます。

たくさんの方々のご協力のもと、学校の顔ともいえる花壇が色とりどりに彩られました。
花壇づくりに込められた生徒たちの思いや、日々の手入れの様子は、学校生活の中に温かな彩りを添えています。これからも、花とともに変化していく花壇の姿を、生徒たちの成長と重ねながら大切に見守っていきたいと思います。